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コスギ君チャレンジ!(4)「口腔ケアを体験します!」~後編~


こんにちは。コスギです!

突然ですが、みなさん鰻は、お好きでしょうか。

昨日、臨時収入があったので鰻屋さんでうな重をいただきました。
おかげ様でスタミナ満載、元気一杯です。
やはり美味しいものを食べれるのって幸せですね。

さて、今回は、前回に引き続き、要介護者の方の「口腔ケア」の中の一つ、口の中の歯や舌の汚れを取り除く「器質的口腔ケア」を体験してみたいと思います。

前回は歯ブラシでのブラッシングと、歯の無い方のためのスポンジでの清浄を体験していました。今回はその続きです

うがいのできない方はどうするか

これ、僕は自分で最初からうがいしてますけど、うがいできない人もいますよね。どうするんですか?


そうだよね。自分でうがいができない方もいます。その方にはこういう、口の中を拭き取るシートを使います。


それ、ウェットティッシュじゃなかったんだ…

普通のウェットティッシュだとばかり思っていたものが、口の中を拭くものだと知ってちょっとびっくりしました。


口腔内には食べかすや菌を含んだ水分が残っているので、専用のシートで拭き取ります。指に巻いてしまう職員が多いようですが、これは危ないんです。さっきのスポンジ等に包みます。

包み方はいろいろありますが、僕は歯科衛生士さんに教わったやり方でやっています。僕は巻くとき面をわざとたくさんつけて、口の中に残った汚れが絡みやすいようにしています。これで最後、不要な水気をふき取ってあげます。


口の中を拭いてもらうの、初めてだな…
歯医者さんだと自分でうがいするからなぁ。
相変わらず、すみずみまで、すごく丁寧に拭いてくれています。
全然痛くないし、違和感もありません。


どう?少し、水気無くなったでしょ?


ほんとだ……無くなりました!

口をもう少し開いてもらいたいときは、Kポイント(※歯列にそって人差し指を奥歯の方向に入れたとき指先の当たる下顎の、最も後方に隆起している部位のやや後方内側)を押すと口が開きます。

このKポイントにたまった汚れが取りづらい方、口腔内の汚れがひどい方には、吸引チューブとブラシが一緒になっているもので行うケースもあります。

どう?口、開けたくならない?


あー……そうですね、口、勝手に開いちゃう感じです。


――で、悪い例です。


(またか)


指にこのシートを巻きます。
指に巻いて行うってことは、口の中に必要以上に入ってしまう危険性があるということです。
はい、あーんして。指でこうやって……どう?


超いやです。


いやでしょ? こういう感じで…


超いやです!!!


コスギさ~ん、ちゃんと口開けてよ~


○%×$☆♭#▲!※

はい、よくないパターンでした。
誤解の無いようにお願いします、これはコスギ君だからやってます。

こういうことをやってしまうと、噛まれたり、利用者さんに対して恐怖心を与えてしまうので、できるだけ先程のように用具などをうまく駆使します。
もしも自分ではできないと思ったら、歯科の先生や歯科衛生士さんにしっかりとアドバイスを仰ぐのを、僕はお勧めします。


自分の身体で試されてるので、久保さんの説明が正しいのはよくわかります…… わかるけど、超いやでした。

口の中を「保湿」する…?

ひととおり終わったのかな?と思ったら、使ってないチューブが机の上にあるのに気づいたので、聞いてみました。

あれは何に使うんですか?オーラルバランスなんとか……?


これね。今、口の中がけっこう乾いたよね。


はい…そうですね。拭き取ったから。


高齢者は、もっと口の中が乾きやすいんですね。なのでこういう口腔ケアの後に、口腔内のうるおいをキープするジェルなどを使います。


それ、歯磨き粉じゃなかったんだ…


スポンジにつけて、これを口腔内にいれてあげます。はいあーん。舌もべーって出してください。


ジェルを塗られました。うーん? 
……これは初めての感覚だな……



どう?少し違うでしょ?



……なんか……口の中だけど、リップクリームがついた感じですね。


こういったものを、保湿性を高めるのに使います。うるおい成分や湿潤系のものというのは、水やジュースにはあまり含まれていないんですね。なので、意図的にこういう保湿機能のあるものを塗ってあげます。

歯科の先生に聞いた話では、ドライマウスの方の場合、義歯の義歯床に塗る使い方もあるそうです。もちろん、状況により、歯科の先生の判断に従います。

体験を終えて

口腔ケアはこれで終了とのことです。

口の中がすごくすっきりしました!
自分でやるより、きれいになった感じがします。

介護士さんの仕事は本当にいろいろあるんだなぁと、いまさらですが、思いました。
高齢者の方は、口の中が乾きやすいとか、条件が普通の人より悪いから、それをいつも考えてケアしてあげなければならないのですね。

今回も久保さんの技術の高さがよくわかりました。

言葉はキツイですけど。

介護は、高齢者の立場にたって考えないといけないのが、この体験でだんだん身近なものになって、わかってきている気がします。


小菅 広幸(こすげ ひろゆき)

平成2年、神奈川県横須賀市生まれ。高校時代はサッカー部に所属し、サッカー中心の生活。大学では比較文化学を学び、海外への留学経験もあり。現在、株式会社プリンシプル勤務。愛称は、コスギ君。ハンバーガーが大好物。

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