家族と介護職のための自立支援介護による認知症ケアの総合情報サイト

  1. コスギ君チャレンジ!
  2. 691 view

コスギ君チャレンジ!(7)「頸部伸展を再現してみる」~後編~

こんにちは。コスギです!

すっかり涼しくなり、風の中にも秋の気配を感じる季節となりましたね。
皆さま、いかがお過ごしですか。

食欲の秋とはよく言ったもので、この季節は何を食べてもおいしく感じられるような気すらします。いやむしろ、ダイエット中だからこそ、食べることに意識がいってしまうのでしょうか…

誘惑に負けてお昼に食べた坦々麺…美味しかったです。

さて今回は、前回に引き続き、介護現場の要介護高齢者によくある「間違った食べる姿勢」を体験していきたいと思います。

近づきすぎても食べづらい!?


じゃあ今度は、近くに寄り過ぎてみよう。
いったん、ラップをはずしますね。ぺり ぺり ぺり


はあ・・・楽になった・・・。


楽でしょ? 肩の引っ張りを外されると。


あのまま、プリン食べろって言われたら危なかった・・・



プリンにどんだけ思い入れあるの(笑)




テーブルにお腹くっついてますけど。


よし、それでさっきみたいに脚を浮かせて、床につかないようにしてください。ここから姿勢を崩さないで前傾姿勢になって、顔は前を向いて、食べてみて。どう?


・・・食べれるっちゃあ食べれますけど・・・

まず、ごはんが見えない。

(一同笑)


うん、そりゃそうだよね!(笑)



何食べてるかわかんない。


つまり、逆に近すぎてもダメなんだよね。ある一定の距離を保って、食事を提供してあげてくださいね。
じゃあ次、ふつうの姿勢で食べてみようか。 正しい姿勢のありがたみがわかるはず。
テーブルを移動します。

正しい姿勢で食べることの大切さがわかりました

足、床にちゃんとつけてね。



やっぱり、これくらいの高さと位置がいいですね!


うん。それで食べてみて。
まだ飲みこまないでね、よく噛んで。でも、さっきより全然、飲みこみやすいでしょ?



自然な形だ・・・食べやすい・・・。



じゃあコスギ君、これからさっきのコスギ君みたいな体勢で食事してるお年寄り、姿勢の悪い人見かけたらどうする?



姿勢を直してあげる。


あとは?


食事を正しい位置に置いてあげる。それから、足を床につけてごはんを食べられるようにしてあげる。


そうだね。正しい姿勢にしてあげること。食事はお年寄りが目で確認できる、近すぎず遠すぎない、食べやすい位置に置いてあげないといけないよね。



はい。


よし。それを今度、介護現場で実践してみよう!!


(笑)

ドライマウスもついでに再現してみました

ところで今、口の中うるおってる?


のど、渇いてます。


扇風機の前で思いっきり口あけたまま、あーって言って、すぐごはん食べてみようか。口腔内乾いた、パッサパサの状態で食べるとどうなるか。
扇風機ありますか?

※扇風機設置⇒ON


風、つよいよ~。


あーんって口あけて! どう? 渇いてきた?


ふひあへーるほひゃべれないんでふおー(口開けてると喋れないんですよ)。あー。


口の中見せて?

・・・お前、虫歯あるぞ?


あーははは・・・


ちゃんと歯磨かないとダメだぞ、コスギ君。

・・・よしっ、乾いた! はい、ごはん口に入れて!!



もぐもぐ


たべづらいっしょ?


・・・飲みこみにくい・・・水ほしい・・・。


飲みこみにくいでしょ? 
だ液がやっぱりある程度ちゃんと分泌されて、なおかつ、食塊がうまく形成できないと、飲みこめないんだよね。これがドライマウスに近い状況です。だから、日々の口腔ケアもしっかりとやらないと。



じゃあ、水を飲ませてからごはんを食べるようにすればいいんですか? 高齢者の方には。


口腔内をうるおすために水分を摂るのは大事だし、意識レベル上げるためにも水分はきちんと飲む。
あとは体を動かす。食事のときはもちろん、体をちゃんと起こしてから食べないとだめ。

口腔内をうるおすときに、水分を飲むと一時的に、口の中が湿ったように思うんだけど、ドライマウスの人って、結局水分だけじゃ口腔内がうるおわない。

だから唾液腺マッサージをしないといけない。だ液を分泌させるようなケアもあわせてやらないと、美味しい食事を摂れません。

口腔ケアや水分補給などの基本的なケアを怠っていると、高齢者の状態は悪くなっていきます。そして、口から食べることなどをあきらめてしまうと、本当に「食べる」ことを忘れてしまい、状況が更に深刻になります。
最悪胃ろうになってしまう可能性も出てきます。口腔ケアも、しっかりやりましょう。


なるほど・・・お水ください。


(笑)


チャレンジ後半を終えて

前にやった口腔ケアと合わせて、お年寄りには美味しくごはんを食べてもらうために、いろいろとケアをしてあげないといけないと思いました。

今後、もし介護施設へボランティアで行くときは、食事のときに困っているお年寄りがいたら、正しい姿勢で食べられるようにお手伝いをしたいと思います。

あと、歯医者には、早め行っておこうと思いました。


小菅 広幸(こすげ ひろゆき)

平成2年、神奈川県横須賀市生まれ。高校時代はサッカー部に所属し、サッカー中心の生活。大学では比較文化学を学び、海外への留学経験もあり。現在、株式会社プリンシプル勤務。愛称は、コスギ君。ハンバーガーが大好物。

コスギ君チャレンジ!の最近記事

  1. チャレンジバッジをもらって下さい!

  2. コスギ君チャレンジ!(9)「足関節(そくかんせつ)を固められてみる」

  3. コスギ君チャレンジ!(8) 気道異物除去を体験してみる!

  4. 「コスギチャレンジ」の缶バッジをもらってください。

  5. コスギ君チャレンジ!(7)「頸部伸展を再現してみる」~後編~

関連記事

PAGE TOP